治療方針・治療のやりかた
まずは十分時間をかけてお話をうかがいます。現在お悩みの内容についてはもちろん、過去から現在までの生活やご家族の様子などについても必要に応じてうかがいます。
ご家族が同伴されている場合は、ご家族からお話を聞かせて頂くこともあります(ご本人の了承を得た上で)。
その上で現在の状態を総合的に見立て、十分説明した後、治療方針について話し合います。
お薬による治療が有効と考えられる場合は薬物治療を提案させて頂きますが、「薬はできるだけ使いたくない」などご希望があれば尊重します。
身体的な病気(甲状腺の病気や貧血、ビタミン類の欠乏など)が背景にあって精神的な不調をもたらすこともあるため、血液検査も行います。
精神科の薬を飲む場合は、心電図検査も行い現在の状態をチェックします。
頭部画像検査が必要な場合(認知症が疑われる場合など)は他の病院にお願いして検査を受けて頂きます。
さらに専門的な検査(脳波や脳血流の検査、心理検査など)が必要と判断した場合、あるいは入院治療が必要と思われる場合は、呉医療センターなど他の病院を紹介させていただくこともあります。